お知らせ

南北朝時代から650年以上つづく「菊池の松囃子(御松囃子御能)」が今年も執り行われます。

菊池神社秋季例大祭の初日である10月13日、国の重要無形民俗文化財である「菊池の松囃子(御松囃子御能)」が、征西将軍懐良親王に見立てられた将軍木(県指定天然記念物)の前の菊池松囃子能場で奉納されます。

元は、懐良親王が故郷である吉野のことを思って寂しがられないようにと始められたと伝えられ、舞や謡など素朴なところを残しており、能の変遷過程を知るうえで重要であると考えられています。

以前は正月に舞われていましたが、懐良親王や武光の遠征の事情で7月におこなわれるようになり、現在は10月13日におこなわれています。今年は無観客での開催となりますので、下記のとおり菊池ファンクラブにてライブ配信を行うことになりました。ぜひご覧ください。

■日  時  2021年10月13日(水)午後1時~
■配信URL  菊池ファンクラブのツイキャス} https://twitcasting.tv/kikuchifanclub
※ツイキャスで放送しますので時間になりましたら上記URLからご視聴ください。


菊池の松囃子

実施日

2021年10月13日(水)午後1時~

場所

菊池松囃子能場(住所:熊本県菊池市隈府216-2)
菊池松囃子能場県重要有形民俗文化財指菊池松囃子能場「御松囃子御能」が奉納される能舞台

菊池松囃子能場

菊池神社秋季大祭に合わせ、毎年10月13日に「御松囃子御能(菊池の松囃子)」が奉納される能舞台です。現存の能場は、火事で焼失した後(年代不詳)、江戸時代に建て替えられたものです。その正面には樹齢600年以上とされる椋の木があり、征西将軍・懐良親王のお手植えとも伝えられています。

日本遺産と松囃子

日本遺産の構成文化財の中に、「菊池の松囃子」があります。日本遺産を構成する文化財は遺跡が多いのですが、松囃子のように地域で伝承されてきた芸能も含まれます。

菊池地域には色々な伝統芸能が残っていますが、菊池の松囃子は、最も古くから菊池市で伝承されている芸能の一つで、国の重要文化財に指定されています。この松囃子は「御松囃子御能保存会」によって貴重な芸能が保存・伝承されています。この保存会によって、毎年、10月13日の菊池神社秋の例大祭の時に、菊池高校前の菊池松囃子能場で演じられています。

松囃子の起源

宝暦7年(1757)の「菊池松囃子起源書」によると、南北朝時代、菊池15代武光の時に、征西将軍として都から菊池に来られた懐良(かねなが)親王のために、正月の祝いとして守山城内(現在の菊池神社)で行われたのが始まりとされています。

松囃子の内容

松囃子は舞人(まいびと)1名、大鼓(おおづつみ)2名、太鼓1名の囃子方(はやしかた)と不定数の地方(じかた)という音楽を受け持つ人々、後見1名により演じられます。舞の振りが古風であり、謡(うたい)という歌唱も素朴な要素をとどめており、能の変遷過程を知る上で大変貴重なものになっています。

このような伝統のある価値ある芸能を保存・伝承されているのが「御松囃子御能保存会」です。その活動を支えられている方々が努力のお陰で、現在私達は菊池の松囃子を鑑賞することができるのです。

松囃子を鑑賞していると、南北朝時代にタイムスリップしたような雰囲気を感じることができます。とても素敵な時間を過ごすことができます。